就職・転職の目的が「収入アップ」の人も少なくないのでは?
収入が増えることで、生活は大きく変わりますが、
何事にもリスクはつきもの。
目先の収入だけにとらわれて就職先を決めると、のちのち後悔することにもなりかねません。
就職・転職は長期的に考える必要があります。
高収入と言われる職種は全員が高給取りなのか?
まず希望の職業を決めることが就職活動では大事ですが、
その気に気になることの一つに、職業ごとの収入があります。
就職活動では、候補になる職業をチェックした上で、
どんな仕事につきたいかを明確にするという手順が必要です。
どんな点を比較するかは人によって違いますが、
もしも職業を収入で比べようという時には、気にかけておきたいことがあります。
高収入と言われて思い浮かぶ職業はいくつかありますが、それが事実かはまた別問題です。
収入が高いだろうという印象を持たれている職業がありますが、
その職業についた人全員が高収入であるとは限りません。
その職業についている人の中で高収入の人はいるけれども、
必ずしも全員ではないこともあります。
定年まで働ける職場かどうか?も大事
収入は確かに高いものの、一生続けられるような職業ではなく、
職業寿命が尽きてしまうような職業もあるようです。
また、高い収入を期待してその仕事を始めたけれど、
なかなか収入が軌道に乗らないという人もいます。
収入が高い職業につくことができても、
定年まで働くことができない仕事なら、生涯賃金は低くなるでしょう。
長く働くつもりでその職業についたものの、
働くようになってからようやく、長くは続かない職業だと感じることもあります。
長期間にわたって同じ会社で働き続けることで給与が上がる可能性もありますので、
そうやって収入を増やす道もあります。
職業の中には、スタート時点から収入が高いものもありますが、
長く続けることで収入が増えていくものもありますので、よく考えて決める必要があります。
高収入だけど大変な仕事
航空管制官
人気が高いだけでなく、高収入である職業として知られているものの1つに、航空管制官があります。
空港に着陸する飛行機がトラブルを起こさず
離発着できるように指示を出すことが航空管制官の仕事です。
航空管制官は年収800万円ほどと、他の職種と比べると高収入をもらうことができるようになります。
ただ、空港で離着陸する航空機同士の事故が発生しないようにする航空管制官は、
とても責任の重い大切な仕事でもあります。
刻一刻と変わっていく情勢の中で、悪天候の日でも航空機を的確に見分けながら、
最適な指示が出せる人が求められています。
航空管制官は高収入な上に人気の高い職業ではありますが、
適正がなければできない仕事ですし、責任の重さと収入を比べたとき、
仕事に見合う給料かどうかは少々疑問です…。
原子力作業員
そのほかに収入の高い仕事としては、原子力作業員があります。
原子力作業員は、20代でも年収600万円以上という高収入な仕事です。
しかし、被ばくするリスクがあったり、常に人手不足で労働環境も悪いため、
収入に対してリスクはかなり大きいのが現実。
また、原発そのものに反対する人も大勢おり、
「自分の職業を胸を張って言えない」という悩みを持つ方も多いようです。
仕事は収入だけで選んではいけない
収入の高さだけで就く仕事を決めるのは、あまりおすすめできる方法ではありません。
目先の収入だけにとらわれず、長期的にみて職場を選んでくださいね。
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