こんにちは、サラです。
フリーランスになったものの、仕事がなくて困っている…
何度案件に応募しても仕事が取れない
フリーランスは会社員と違い、仕事だけではなく営業も自分でしなければならないので
上手く仕事が取れないと正直詰みます。
どんなに仕事ができる人でも、
そもそも仕事が取れなければその才能を活かすこともできません。

特にフリーランスになりたての頃は仕事が取りにくいので、挫折する人もたくさん見てきました…
フリーランスとして仕事を軌道に乗せられるかは、仕事が継続的にとれるかどうかにかかっています。
始めてすぐに挫折することのないよう、
フリーランスになる前からある程度仕事を取れる「アテ」は持っておいた方がいいでしょう。
すでにフリーランスになってしまった後の方は
なんとか仕事が取れるようにポイントを抑えて軌道に乗せていきましょう。
フリーランスはどうやって仕事を取っている?
そもそもフリーランスがどうやって仕事を取っているかを見てみましょう。
下記の表はフリーランスとして独立してから3か月以上経過している方を対象に行った
アンケート調査の結果です。

回答者の三分の一が「ライター」の方だったので
クラウドソーシングサイトでの案件獲得がものすごく多くなっています。
ただ、概ねこのランキング通りなのかなと思います。
今はクラウドソーシングサイトの規模がかなり大きくなっていますし、
フリーランスになりたてで無名であっても仕事が取れる、というメリットがあります。
本来は発注者と直接取引した方が手数料がかからずお得ですが、
トラブル発生時に事務局が仲介してくれるなど、安心感もあります。
知人からの紹介や、SNSやブログ・HPで集客できるのであれば問題ないですが、
そういった人脈や集客力がない場合は
クラウドソーシングサイトでの案件獲得が一番現実的です。
そのほか、フリーランスエージェントを利用する方法や
企業に直接営業する方法などもあります。

ちなみに私のメイン取引は、企業にHPから直接営業かけてゲットしました!
結構少数派ですね💦
案件に採用されない原因は?
仕事の取り方はわかっているのに、
実際に仕事を取ろうと思っても取れないこともあるでしょう。
フリーランスの仕事は正直「不安定」です。
発注者がいなければ案件自体がない状態になりますし、
ライバルが多ければ何度挑戦しても案件が取れないこともあります。
ただ、案件が取れない人を見ていると
多くの人が基本的なことができていない気がします…
案件を取るためには最低限、下記の3つは抑えておきましょう。
- 収入や条件だけで仕事を選びすぎない
- ポートフォリオやプロフィールを充実させる
- 人との繋がりを大事にする
1.収入や条件だけで仕事を選びすぎない
フリーランスは会社員と違って自分である程度仕事の単価を交渉できます。
ただ最初のうちは、単価や条件だけで仕事を選ぶと全然仕事が取れない可能性もあります。
なぜなら、条件のいい・単価の高い仕事は実績のある人が採用されやすいから。
クライアント側の立場から考えるとピンとくるかなと思うのですが、
高いお金を支払う以上、それに見合った成果物が欲しいはずです。
だから、まだフリーランスになりたててで、実績があまりないのに
「一生懸命頑張ります!」と言われても、本当にちゃんと仕事してくれるのかな…?と
敬遠されてしまう可能性が高いです。
今までの実績をきちんと提示できて、「私はこれだけのことができます」と
相手に見せることができなければ、いい条件の仕事はほとんどとれません。
私の知人でも、「営業も頑張ってるのに仕事が全然取れない」と言っている人がいますが、
私から見たらそんなの当たり前です。
実績もないのに、「時給換算で2,000円以上は欲しい」とか、
「週3日くらいで月20万以上稼ぎたい」とか、高望みしすぎなんですよね。
専門知識が必要な高単価案件がゴロゴロ転がっているような職種ならわかりますが、
そんな案件に応募できる人は限られていますし、
そもそもそういう人たちはすでに提示できる実績をもっているはず。
私たち事務のような「特別な知識がなくてもできる仕事」や、
エンジニアやライターのように「そもそもフリーランスの人が多い」職種は、
どうしても実績がある人が採用されやすいのです。
だから、フリーランスになりたての頃にしなければいけないのは、
多少単価が低くてもしっかり仕事をこなして、実績として積み上げていくことです。

フリーランスになる前に実績がきちんとある人は、フリーランスになってもすぐに好条件で案件が取れることもありますよ♪
実績ができてくれば、おのずと好条件の案件にも採用されやすくなります。
2.ポートフォリオやプロフィールを充実させる
正社員の採用試験では、履歴書による書類選考や、採用面接がありますが、
フリーランスも案件によっては履歴書やポートフォリオ・面接などが設定されていることがあります。
また、クラウドソーシングサイトなどで活動する場合は
プロフィールを記載して、職務経歴書代わりにするのですが…
このプロフィール、適当に書いている方が非常に多い!!
もちろん、ちゃんと書いている方も大勢います。
でも、登録したての方を見ていると「よろしくお願いします」の一言だったりとか、
文章が雑だったりとか、そういった残念なプロフィールになっている人が多いのも事実。
正社員応募の履歴書で、雑な書き方する人はいないと思います…
フリーランスは仕事ができればいいと思われるかもしれませんが、それだけではダメです。
自分を選んでもらえるよう、最大限の努力をするべきだと私は思います。

フリーランスは仕事を選べる立場であると同時に、
クライアントに選んでもらえないと仕事ができませんからね…
自分を選んでもらうためには、自分を知ってもらわないといけません。
履歴書やポートフォリオ、プロフィールは正社員の応募をするのと同じくらい
力を入れて作成しないと、なかなか採用してもらえません。
自分のスキルを記載し、成果物でアピール
プロフィールやポートフォリオでは、自分のスキルを詳細に記載したり、
提示できる成果物があればそれもアピール要素として提示します。
今自分ができることが、パッと見てわかるように作成しましょう。
フリーランスの場合即戦力が求められますから、
どんなことができるのかを、どれだけわかりやすく相手に伝えられるかで
採用される確率が変わってきます。
どんなに仕事ができたとしても、それが相手に伝わらなければ採用される確率は下がってしまいます。
目に見える形で自分をアピールすることはちょっと気が引けるかもしれませんが、
自分から積極的にアピールしないとなかなか採用してもらえません。
黙っていても仕事がもらえる正社員とは違うので、
そこは割り切って、そして自信をもってアピールしましょう。
3.人との繋がりを大事にする
人との繋がりが大切なのは先にご説明した仕事の取り方でもわかると思います。
知人やSNSで知り合った方から仕事をいただけたりするので、
どんな境遇で出会った方ともご縁を大事にしたいところ。
また、フリーランスをしていると全く違う案件で
一緒に働いたことがある人と遭遇することがあります。
私は事務仕事をしていますが、「フリーランスで事務してる人ってこれしかいないの!?」と
思うくらい、全く違うクライアントの案件で何度もお会いする方がいます。笑
クライアントとだけでなく、フリーランス同士でもいい関係を築いておかないと、
仕事するときにやりづらくなってしまったりするんですよね…
ひとつ、私が実際に遭遇した事例をご紹介します。
仕事ができる人よりも、ビジネスマナーがある人と仕事したい
私はフリーランスとして仕事を受注していますが、
ときには発注者として仕事をお願いすることもあります。

自分の仕事が手一杯な時や、ちょっと自分一人では遂行困難な案件などは
一部の作業を外注しています
例えば資料作成に必要なリサーチをお願いしたり、素材を探してもらったり、
そういった「仕事のメインではないけど意外と時間のかかる作業」を外注して、
本来力を入れるべき仕事に時間を使っているわけです。
で、その都度引き受けていただける人を募集するわけですが、
あるとき、以前別の案件で一緒に仕事したことある人が応募してきました。
その方、経歴は申し分なく、スキルもかなりある人です。
資料作成したら「デザイナーさんの作成物!?」ってくらい神がかってるし、
データ入力ひとつとってもめちゃめちゃ早い。
私なんかの数倍仕事ができる人でした。
ただ、難点だったのはビジネスマナーのない人、ということです…
メールやチャットでやりとりしても、言葉遣いも雑だし時には返信すらないことも。
極めつけは「報・連・相」ができないこと。
仕事の進捗を聞いても返信なし、
関連物を作成していたので相手と書式など合わせようと相談したくても返信なし、
「確認いただけますか?」と何度も連絡すると「見てますから!!」って返信が…
いや、見てるなら返事ちょうだいよ、と。
というか、私が欲しい返信は聞いたことに対する回答であって
あなたがメッセージを見てるかどうかじゃないですから…と、突っ込みどころ満載の方でした。
だから、正直「この人には絶対仕事お願いしたくない!」と思って、
すぐにお断りの連絡を入れました。
どんなに仕事ができても、人柄が採用を決めることもあります。
フリーランスは人脈がなければ安定して仕事ができなくなる可能性もあるので、人との付き合い方にも気を付けたいですね。
初心者が継続して案件をとるには?
継続的に案件を取っていけるかどうかは、
職種や自分のスキル・営業力・人脈など様々な要素が必要です。
一概に「これをやれば案件を取り続けられる!」という確証はありません。
それは初心者に限らず、長年フリーランスをやっている人も同じです。
いつ仕事がなくなってしまうかわからない、
今契約しているクライアントも突然契約の打ち切りを言いだしてくるかもしれない…
フリーランスはいつもそんな不安定な状態です。
たぶん、フリーランスの人は多かれ少なかれそういった危機感を持っていることでしょう。
ですから、初心者に限らずフリーランスとして継続して案件を取るためには、
- 自分の苦手なことでもできることは率先して受ける
- 多少単価や条件に不満があっても受け入れる覚悟をする
- 人脈はできる限り広げておく
ということが必要です。
特に「自分の苦手なことでもできることは率先して受ける」のは
継続して案件を取り続けるためには結構有効です。
自分の専門外だから…と言って、セットで頼まれた仕事を断って、
自分の得意なことだけを受注する方がいますが、
正直もったいないです。
専門外のことをやるのは確かに大変だし、時間もかかります。
時給換算すると、もしかしたらものすごく低くなってしまうかもしれません。
でも、「その仕事をしたことがある」という実績を手に入れることができます。
一度でもやったことのある仕事は実績になるし、
実績があればアピールすることもできるんです。
そういった実績を持っておくことで、
自分の専門の分野で案件が取れなくて苦しい状況になったとき
専門外の分野でも採用される確率がぐっと上がります。
前述した通り、フリーランスは実績のある人が採用されやすい傾向があるからです。

一度もやったことがない仕事と、専門外だけど実績のある仕事、
この差は確実に出ます。
特に初心者のうちは、やりたい仕事だけを受けて安定した収入を得ることは難しいので、
幅広い仕事を受けられるように小さくてもいいので実績を作りましょう。
自分で頑張って営業しなくても、安定的に仕事を頼まれるようになったら
受けたい仕事だけを受ければいいと思います。
安定させられるまでは、ある程度幅を持たせて仕事を選ぶとよいでしょう。
まとめ
フリーランスなのに仕事がない、と悩んでいる方は、
基本的なことができていない可能性があります。
案件を取るためには、下記の3つは抑えておきましょう。
- 収入や条件だけで仕事を選びすぎない
- ポートフォリオやプロフィールを充実させる
- 人との繋がりを大切にする
継続して案件を取ることは大変ですが、お互い頑張りましょうね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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